眺めのいいブログ

人生は参考文献だらけ

宝塚初心者によるエリザベートの感想。

9月22日(土)に宝塚大劇場月組公演 『エリザベート-愛と死の輪舞(ロンド)-』 | 宝塚歌劇公式ホームページを観劇しました。

このエリザベート観劇は、私にとって特別で忘れがたい劇場体験となりました。というのも、今回私は初めてのひとり観劇で、初めてのS席で、初めての宝塚版エリザベートだったからです。本当に素晴らしくて、ずっと夢心地でした。「ああ、この舞台がずっと続いてくれたらいいのに。終わらないで。」と何度願ったことか。

観劇後の現在、iTunesで2016年宙組版のエリザベートの音源を購入し、毎日聴いています。 CD発売まで我慢ができませんでした!だからなのか、1週間経つ今もまだ、エリザベートの余韻が抜けません。こんな気持ちになったのは、今から8年ほど前の中学2年生の春休みに、劇団四季の名古屋劇場(当時は伏見)で見た『オペラ座の怪人』以来です。今の私は、クリスティーヌに出会ったファントムもしくはエリザベートに出会ったトート状態です。そのため、勢いで宙組公演 『白鷺(しらさぎ)の城(しろ)』『異人たちのルネサンス』 | 宝塚歌劇公式ホームページのチケット買いました♡

さて、忘れがたい劇場体験になった理由はもうひとつあります。それはキャスト変更です。その日は美弥さんの体調不良によるキャスト変更があった日でした。

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つまり、私の初めての宝塚版エリザベートは、DVD/CDなど出回る円盤の記録には残らないキャ スティングの回だったのです。(みやさんを始め関係者ファンの方々には申し訳ない気がします が、、、。でもみやさん復帰されたみたいで良かったです^^) そこで、私の気持ちが新鮮な今のうちに、「宝塚のエリザベートはこうあるべきだ」という固定概念?が生じていない今のうちに、宝塚版エリザベート初体験の私の感想を書いておこうと思います。

はじめに:私と宝塚とエリザベート

私の初めて&直近の宝塚体験は、今年の5月末に見た星組公演『Another World/Killer Rouge』です。同じ学科だった大学の先輩に導かれて観劇しました。この時も「宝塚楽しい!また見たい!」と思ったのですが、何せ当時の私は就活でバタバタ(そう私は大学4回生です)。就活に加え、大学のゼミもあったので(就活は終わったけどゼミは今もある)、中々劇場に戻ってこれませんでし た。なので、今回のエリザベートが4ヶ月ぶり2回目の宝塚観劇です。そして私はまだまだ宝塚初心者なのです。 といってもエリザベート観劇経験はありました。東宝版のエリザベートを、高校生の時に中日劇場で(この劇場も今は無い..)で見たからです。宝塚には詳しくないけどエリザベートはちょっと知ってる、そんな状態でエリザベート鑑賞に参りました。
ではここから、具体的な感想を述べていきます。

寄り添いたくなるキャラクター達。

エリザベートの登場人物たちって、演じ方や我々の見方・アプローチの仕方によっては、全く共感 できない人物・観劇者側の我々とは違う人間だと一歩引いて見てしまう人物になってしまうと思 うんです。そもそもエリザベート自己中やろ~、とか、どうせトップ層は我らパンピーと違って大 変なんでしょハイハイ、と思いかねないというか。でも、今回の月組公演のエリザベートでは、そんな事は全く感じなかったです。むしろ、共感できて応援したくなるキャラクター像でした。エリザベートもフランツもルドルフも、みんなそれぞれの状況でベストを尽くそうとしているのに、 どうして上手くいかないの...みんなを幸せにしてあげて...と思わず祈りたくなる感じ。
こういう思いが芽生えたのは、やっぱりジェンヌさんたちのお力のお陰でしょう。 

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月城さんフランツは良い人だけど。

月城さんフランツはとっても綺麗なお顔で、かっこいい!イケメンというよりハンサムな感じ。そんな月城さんフランツを見て、誰に対しても優しくて良い人であるのがフランツなんだろうな、という印象を受けました。みんなに対して良い顔をしているから、その分、気苦労や疲れも多そうと、勝手に憂慮してしまいました。だからこそ、フランツが結婚式の夜にお母さんとの会話内容や、“宅配”を受け取ってしまったことにも納得がいきます。あのフランツならやりかねん、みたいな。
そんなわけで、今回の観劇を通して「良い人≠自分にとっての良いパートナー」ということを肝に命じました。親に背けない大人、とくにマザコンだめ絶対。

「私だけに」は人生のテーマソング。

愛希さんのエリザベート、本当に凄かった。特に、1人の女性が成長成熟していく様子の表現力!少女時代はジャジャ馬でおてんば娘なのに、劇が進むにつれ、品格と貫禄の溢れる大人の女性へと、ナチュラルに移行していてビックリ。それでもって、全体を通して生命力に溢れている。その中でも私が1番心を打たれたエリザベートのシーンは、結婚したての頃に歌う「私だけに」のシーン。歌から、自由に生きることを諦めない強さと、長いものには絶対に巻かれないという反骨心? みたいなものを感じ取れたからです。私は来年の4月から会社員になるけれど、今のこの「私だけに」のシーンで見たこと聴いたこと感じたことは絶対に忘れちゃダメだ、と思いました。この厳しい世の中を生き抜いていくには「私だけに」で歌われている精神が必要となるのではないで しょうか。

Death Himselfとトート

変化していくエリザベートに対して、珠城りょうさんのトートからは、不動・静・落ち着き払った印象を受けました。必要以上に感情をむき出しにしないトートだったと思います。私、そんなりょうさんのトートを見て、やっとこさ、トートは概念であるということ・Death Himeselfであるということ、の意味を理解できたような気がします。東宝版エリザを見た高校生の時の私は、こういったことを全然意識できていませんでした。単なる三角関係の恋愛ドラマだと捉えていたのです。でも今回の公演で、エリザベートの深い内容にも考えを及ばすことができ、同時に、自分自身のその変化?成長?具合にびっくりしました。東宝版を見た時の、高校生の頃の私が割と浅はかだったというのもあるかもしれませんが、高校・大学と自分なりに経験を積んで、いろいろと思うことや考えが溜まった状態で観劇できたから、今回のこのキャスティングでの舞台が、こうも突き刺さったんでしょうかね。いずれにせよ、見るべき時に見るべきものを見られた♡ナイスタイミング♡ありがとうございます♡という気持ちでいっぱいです。

最後のダンスがすき。

個人的には、宝塚版の「最後のダンス」の振付演出の方が、本家ウィーン版や東宝版のよりも好きです!もし映像だったら、ウィーン版・東宝版の振りの方が色っぽくて絵になるかもしれないけれど、舞台で見るんだったら、宝塚版の「最後のダンス」の方が楽しいなと感じました。舞台空間を満遍なく上手に使っている感じがしませんか?

おわりに:宝塚は最高!

宝塚版エリザベートで私が好きな点のひとつに、一体感があります(これは宝塚の他の作品でも言えることですが)。ジェンヌさんたちはもちろん、客席の一体感も最高です。特にフィナーレ(名称あっているのかな?カーテンコールに当たる時間です)での惜しみない拍手と手拍子。ちなみに私は、フィナーレの最中に「来世に期待」ならぬ「黄泉の国に期待」というフレーズを思いつきました(既にあるかもしれない)。 とにかく、大劇場でのエリザベートの時間を思い出すと、今でもうっとりとした気持ちに浸れます。 素晴らしい舞台を見せてくださったジェンヌさんたち・スタッフの方々はもちろん、宝塚関係者 の皆様、並びに私のチケットを確保してくれたお友達には感謝の気持ちで一杯です。こんな贅沢な 観劇体験をできた私は本当に幸せ者です。

東南アジア諸国の首都以外の場所を観光するなら。

先週、タイのバンコクチェンマイに旅行に行きました。旅行準備の時に、日本のガイドブックには首都や有名な観光地以外の場所の情報があまり載っておらず、調べづらいと感じたので、英語のガイドブック類もたくさんチェックしました。あとはもちろんインターネット情報も。今回は、気に入ったガイドブックとアプリ等の感想を中心に記録します。

 

タイ旅行で便利だった紙のガイドブック

定番のlonely planetシリーズ

日本でも、西欧圏から来たと見られる観光客が、このシリーズのガイドブックを手にしている姿をよく見ます。本の見方に慣れるまで読み辛く感じることもあるかもしれませんが、とってもおすすめです。このlonely planetシリーズは情報がとにかく豊富。読み応えがあります。

 

Lonely Planet Thailand (Travel Guide)

Lonely Planet Thailand (Travel Guide)

 

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観光地の見所紹介はもちろん、交通方法や礼儀エチケットも扱っていて、さすが~、痒いところに手が届く・抜かりない!という印象を受けました。

さて、lonely planetでは『るるぶ』等に比べて、幅広いエリアが扱われています。タイについてのlonely planetでしたら、バンコクプーケット等の有名所だけでなく、チェンマイを始め、北部や東北地方などタイ全国の観光スポットを網羅しています。そして、本の構成がしっかりしている事も特徴のひとつでしょう。冒頭にタイについてのざっくりとした紹介が来て、その後、章ごとに地域別の詳しい説明が続きます。

そのエリアを説明する観点も、日本の一般的なガイドブックより充実している気がします。どのエリアも、下の写真に記されているようなルールに沿って、項目別・サイン別に説明されていきます。

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例えば、Sightsの項目では博物館・美術館・寺社仏閣が、Sleepingでは宿泊所が、Shopppingでは地元の市場や現代的なモールについてが案内がされている、という仕組みです。そのため、どの訪問地であっても見るべき場所・お買い物を楽しめる場所を見つけることができます。特に、ℹ︎information&Transport と ☆Must-visit recommendationの記号が役に立ちました、☆印の所に行っておけば間違いないないっしょ的な安心感。あと、どの章でもその場所についての簡単な歴史的背景が解説されている点も特徴ではないでしょうか。やっぱり、その場所の文化や今に至るまでの時間には敬意を払って観光したいな、と思います。

わくわくして役に立つ地図、Nancy Chandler’s Map

何と言っても見やすい!分かりやすい!この地図のオリジナルはNancy Chandlerさんという方によって作られ、PDF版の地図も販売されています。

nancychandler.net

公式サイトによると、このNancyさんはデザイナー(グラフィックデザイナー?)で、かつタイに住んだ経験もあるようです。やはりデザイナー&タイ経験者だからなのか、地図に色が多くても色が散らばっておらず、むしろ色のおかげで地図が見やすく情報が分かりやすい!(重要なことなので2回目。)眺めているだけでワクワクする地図です。

さて、実際の紙版の商品は、折りたたまれたA3x4サイズの1枚の地図用紙と、地図で紹介されているスポットに関する詳しい住所等が記載された小冊子のふたつが入っています。

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地図が載っている紙は1枚なのですが、その1枚の紙にエリア別の数種類の地図と、交通方法などお役立ち情報が書かれています。私はバンコク版とチェンマイ版の2つを購入したのですが、例えば、チェンマイ版でしたら、まず裏一面にチェンマイの中心部とコメントが書かれています。表は3つに分割され、1つはチェンマイの中心部の中心である旧市街の地図、チェンマイ中心部近郊についての地図、ナイトバザーについての地図が載っていました。バンコク版も似たような作りです。この地図はかさばらないので、持ち運びにもぴったりでした。

お役立ちWebサイト&App

定番の観光サイト&アプリ

行政機関が運営している観光客向けのホームページや

www.thailandtravel.or.jp

トリップアドバイザーも参考になります。

www.tripadvisor.jp

とくにトリップアドバイザーは、言語設定で英語等日本語以外の設定に変更すれば、さまざまな国籍の人のレビューを見られます。同じ場所を訪れても人によって考える観点が違うんだなー、とか、いやでも結構みんな同じこと考えているな、とか分かって面白いです。また、行った場所を記録したり、関心のあるスポットをリストに入れることができたりするのも、お役立ちポイントの1つでしょう。

Netflixを使って、旅先でしか見られない作品を鑑賞しよう!

海外旅行の際、行き先でNetflixに繋ぐことが好きです。使われるVPNが変わることで、その国版のNetflixにアクセスできるからです。日本版Netflixでは公開されていない、その国のオリジナル作品も見ることができます。

私は今回のタイ旅行で

を見ることができました。

訪問先の国で製作された作品の鑑賞は、訪れた国・地域の風習や社会問題、文化をもっと理解することへの助けになると思います。長くはない滞在であっても、その国で生きる事がどういう風になるのかを味わえる感じ。

記録媒体としてのガイドブックや観光情報アプリ

どんなに事前に情報収集をしたって、行ってみて知ること分かることの方が多いかもしれません。しかしガイドブックやアプリは、情報収集という機能に加えて、旅の感想や状況の記録という機能も果たしてくれます。旅行前に気になる点を書き加えたり、帰ってきてから行った場所のマーキングや感想をメモしておけば、いつでもその時を振り返ることが出来るからです。このように、自分オリジナルのガイドブックや地図にしていくの、楽しくないですか?ガイドブックや旅行用アプリは調べるだけでなく、記録を残すという価値も持っているんだな、と今しみじみ思っています。だから私は、旅行前にガイドブック等をつい買ってしますし、最近は専らトリップアドバイザーに行った先の口コミを書くことにはまっています。

あと当然のことですが、情報の質・信頼度の吟味は重要です!とくに口コミ等のインターネット。口コミはサンプル資料のひとつ、という心持ちで読むのがいいと思います!自分でアプリを推薦したり、口コミやブログ書いてるくせに言うのもアレですが、まあとにかく情報の扱い方はこれからの大きな課題の1つですよね。

では、Have a nice trip!!!

 

 

びじゅチューンとさくらももこさんが学校に行きたくない気持ちを代弁してくれている。

学校に行きたくなかった。

ここ数年で、9月が近付くと、新聞・テレビなどに夏休み終了に関する問題が上がるようになった。少なくとも、私が現役高校生(2011-2013)の頃より目につくようになったと思う。それもそのはず、8月31日問題は2014年頃から認識され始めたようだ。2018年9月1日土曜日の中日新聞朝刊6面を読むとと、文部科学省が2014年に発表した「不登校に関する実態調査」をきっかけに、「新学期と子どもたちの危機」が社会問題として扱われだしたことが窺える。

 

かくいう私も、義務教育期間中は常に、学校を休みたい気持ちで一杯だった。もちろん、夏休みが終わる時は最悪。毎年、今年みたいに8月31日が金曜日で9月1日2日が土日だったらいいのに、と思っていた。(でもよく考えると9月3日からいきなり1週間フルで通わなきゃいけないから、それもそれでリハビリできず大変よね)

学校に行きたくない理由は何だったのか。それは、

びじゅチューン!

「平熱でうらめしや」

youtu.be

さくらももこのエッセイ『まる子だった』の中の「休みたがり屋」

honto.jp

で述べられているものと等しい。「平熱でうらめしや」の冒頭で主人公が言う「読んでいる本が今よいとこで、学校に行きたくないモード」や「休みたがり屋」p.98の「単に学校よりも家の方が好きだったのである」というマインドだ。こういう精神・考え方が基盤にあるため、学校を休みたかったし、ほぼ全てのことに対してサボりたい気持ちが湧いてくるのだ。別に、ひどいいじめに遭っていたなど、人権問題に巻き込まれていたわけではない。学校生活をそれなりに楽しんでいた方だ(図書館のおかげで)。単に、私の中で、マンガ本映画ドラマ鑑賞等の娯楽作品鑑賞の優先度や価値が、学校生活のそれらより高かっただけなのである。

でも、娯楽作品鑑賞の優先度が高かったことには、学校生活を面倒臭いものだと捉えていたことが関係している。面倒臭いと思った要因の殆どが、義務教育期間中のものなので、少しその過去を振り返ってみる。 

小中学校

人間関係だ。兎にも角にも人間関係。陰キャラとか主導権を握った女の子とか排除とか、そういうこと。私は元来「同い年は皆んな友達〜♪」精神を持った女の子だったが、小学3年生の時に、実際はそれは脳内お花畑な考え方であり、義務教育子ども社会にもヒエラルキーがしっかりと存在することを自覚した。重松清作品の世界が広がっていたのだ。でも、私は再び脳内お花畑思考を発揮する。こうした人間関係のゴタゴタが起こるのは、皆んなの精神が発達途中の敏感な時期であるためだ・高学年になったら成熟して仲良くできるようになる、と考えたのだ。勿論そんなことはなかった。中学卒業するまで、私はこのお花畑的理想と現実のギャップに溜息を吐き続けていた。こうした状況下でも学校をそれなりに楽しめたのは、好きな先生方がいたからだ。性的な魅力に溢れていて好き、という意味ではない。知的好奇心を刺激する授業を展開してくれる先生がいたからだ。面白い授業を聞きたくて、学校に行った。

今23歳になって、人間関係ギスギスの原因の全てが、当時の児童・生徒にあるわけではない、と思うようになった。私は普通の地元の公立小中学校(治安悪め)に通っていたので、そこには、いろんな層の家庭があった。そうした社会の現状が凝縮された世界が、学校のクラスだった気がする。また、自分を省みるようになった。私だけが傷ついていたわけではない。私も誰かを傷つけた。先程「人権問題に巻き込まれたわけではない」と書いたが、自分自身で認識していなくても、私も誰かの人権を損なう行動を取っていたと思う。

まあ振り返るべきことはあるが、同時に、あの時自分はしんどかったというのも事実である。

 高校以後

高校と大学は、義務教育中に比べて、学校に行きたくない気持ちが格段に減った。第一に、通いたい学校を自分で選ぶことのできる環境に私が置かれていたためだ。自分が行きたい所を選べる自由(それに見合う努力も必要だったけれど)に加えて、自分の理想を周りに押し付けることをやめた。期待をしないようになったのだ。そのかわり私も、協賛しない他人の理想には付き合わない。

あとは、「休みたくない!」と思う機会が増えたことも関係している。これが義務教育期間中との1番大きい違いだ。休みたくない理由には、ネガティブなものとポジティブなものがある。ネガティブな理由は、「ここに出席しなかったら後からまずい事が起こる、、」とか「私がそこにいなきゃ事が回らない!」など、休めない状況から来るものだ。反対にポジティブな理由としては、「この先生の授業は絶対聞きたい!」といったものや「今日は学校でこの子と絶対にお喋りするの!」みたいなのがある。

それでも、長期休みの終わりは憂鬱になる。だが、今の憂鬱さは学校のヒエラルキーや人間関係から来るものではない。休みが終わるごとに、時間の経過・学生生活終了の足音を感じるから、永遠に休みであってほしいと思ってしまうのだ。というのが、きちんと表現できる理由で、主の「特に深い理由はないけど何か面倒いしダラダラしとりたいから学校始まってほしくない」に起因する。

 これから

まあこんな感じで、振り返ってみると常に、様々な理由から休みであってほしい願望を抱き続けている。きっとこれからも私は、特に明確な理由がなくても、「ああ、学校行きたくない」「ああ、仕事めんどくさい」「サボりたい」とか思い続けるだろう。

現時点の考えだが、歳を取るとサボれない状況が増えて来る気がする。なので小・中・高生の時にもっと好きなだけサボっておけば良かったな、とも思う。

とりあえずココに連絡してみると良いかもしれない!

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中日新聞2018年9月2日日曜日朝刊1面より

Had a crush on “To All the Boys I’ve Loved Before”

好きだった君へのラブレターが素晴らしすぎて。

www.netflix.com

youtu.be

 

 

『好きだった君へのラブレター』に夢中になる理由。

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理由1:主人公の好きなこと・ものと苦手なことに親近感が湧く。

ララジーンは、ヤクルトをはじめ乳製品飲料をよく飲み、韓国のフェイスパックを愛用しする。読書や映画鑑賞なんかも好きで、ジョンヒューズ作品も鑑賞する。わたしも乳酸菌飲料でおなかの調子を、ジョンヒューズ作品で心の調子を整える毎日だ。

さて、主人公の苦手なことは車の運転。作中ではララジーンが駐車に苦戦する描写がある。「頭の中ではできるのに実際にやってみるとできない」と彼女は言うが、本当にその通り。運転もそうだし、運転に限らず生活のいろんな面で、シミュレーション通りにいかないことがいっぱい。自分ではできたと思ったのに傍から見たらダメダメな時もある。ちなみに私も駐車は超苦手。というか私、運転が本当に嫌すぎて、就活時に営業職の内定辞退をしたことがある。将来的に運転が必要になりそうな予感がするから、という理由で。

理由2:空想に妄想に。

ララジーンが空想や妄想に耽る姿に、自分を重ねずにはいられない。想像力はハードな現実を楽しく乗り切ることの助けになる。妄想を楽しい。「そんな自分の世界に浸ってばかりでいいの?」と言われようが、私はこれからも想像の翼を広げていくわ。

 理由3:恋愛が卑屈じゃない。

関係性の決定権をお互いに持っているところも良かった。地味目で恋愛経験のない女の子が、学校の人気者で経験豊か()な男の子の影響で恋愛をする、という筋書きは履いて捨てるほど世の中にあふれている。そういうタイプの物語のメインキャラクターは大抵、なんとなく自信が無い弱弱しい女子と、そんな女子を引っ張る俺様タイプの男子だ。男子側がグイグイ物事を進めていくことが多い(壁ドン系のお話とか)。でも『好きだった君へのラブレター』のララジーンとピーターは違う。対等な関係を築こうとする姿勢が伝わってくる。だからなのか、一般的なラブコンと比べると、身体の関係が進んでいくスピードが遅い気がした。そして私は、そのゆったりとしたスピード感に誠実さを感じる。身体に触れる触れられるは重要な問題だし、自分の身体の決定権は自分にしかないもの。

理由4:16歳は子ども。

ララジーンの父は「16歳は子ども」だと言う。私もそう思う。まだ高校生だった頃、「高校生でもう大人なんだから構わないで!」とか思っていたけれど、そんなことは全然ないく、高校生は子どもだ(そういう思考回路が高校生の長所でもあり裏目にでると大変なことになる点でもあるのだろうけど)。大学生の今振り返ってみても、高校生はまだ大人ではないと思う。自分で全ての責任を負うには、しんどすぎる。こういう考えが私のベースにあるので、ララジーンのお父さんが「16歳はまだまだ子ども」とララジーンに言うシーンを見て、安心した。

話が大きくなるけれど、「高校生は大人の保護が必要な存在」という認識を社会全体で共有するべきだと私は考える。

関係者のSNSから伝わる制作現場の様子もGood!

『好きだった君へのラブレター』の原作は、”To All the Boys I’ve Loved Before”という小説だ。その作者である Jenny Han さんがツイッターにアップロードした現場の様子が、ユーモアにも溢れていて、「ありがとうございます!!!!!!!!!」という気持ちで一杯になる。

 

直訳:「私が『好きだった君へのラブレター』の現場に行った時に、出演者にこれらのティーン映画のシーンをするよう、強制しました。なぜなら、わたしはpushy queenだからです。」 (pushy queenを表現する、うまい日本語が分からなかった。)

 

 

一連のツイートが何をオマージュしているのか私には分からなかったのですが、2番目はブレックファストクラブですね!Don’t you forget about me~~~

やはり好きな人や推しには、良い労働環境で良い作品を作っていただきたい。

 

あと、ファンの方のツイートもユーモアが効いていて面白い。

 

 

直訳:バスでララジーンがピーター・カビンスキーと一緒に座らなかった後のピーター・カビンスキー。

どんなシーンを意味しているのかは、鑑賞してご確認を!

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So what? We Hot! We Young! NCT外国人メンバーのソウル旅行紀の感想。

Home : Visit Seoul - ソウル市観光公式サイトとSMの人気アイドルグループNCT(エヌシーティー) Websiteのコラボ番組が全部公開されました。そこで、NCT Hot&Youngソウル旅行編を見た、感想(といっても大したものではないけれど)を記します。

 

 

ルーカスの後ろに写り込んでいる男性の服について

第9回「NCT最高のクイズの実力者は?」の序盤のケーブルカーを待っているシーンで、ルーカスの後ろに写っている男性が履いているズボンが気になりました。f:id:utoka22:20180818020920p:image

ズボンに謎の日本語が書かれていたからです?「オリジナノ気にしないソジナノ」????

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SUPの先生の格好良さにドキドキ。

漢江でStand Up Paddle boardをメンバー達に教えていたスポーツトレーナーのチェソンチョ先生

최성조 - 나무위키

がめちゃめちゃかっこよくてドキッとしました。

もちろんNCTメンバーもめちゃめちゃかっこいいのですが、アイドルということも関係し、彼らの格好良さの種類は、可愛さ・綺麗さも多く含んだかっこいい、だと感じます。そういった種類のかっこいいの中に、突然、鍛え上げられた体で肌もこんがり焼けており爽やかな笑みまで浮かべた、ザ・オトコ!!漢!!なチェコーチが登場したので、Wow!!!!心臓がどきんどきん!となりました。

 

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彼は、ソウル湖西(?)芸術専門学校の先生らしいです。過去の写真を見てみると、チェコーチにもアイドルみがありますね。??

マークのコメントの表現力が豊か

NCTメンバーの喋りはみんな個性豊かで面白いのですが、今回、全体を通して、マークのコメント力に感嘆しました。特に最終回のソウル旅行の感想を述べる時に選択している、語彙と表現。マークは1999年生まれで現在19歳ですが、19歳の時の私には、マークのように、シーソーや1+1を比喩にして、ある土地を説明することなんて、出来っこなかったでしょう。今も出来ないです。 

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NCTは最高!!

この一連の動画たちを無料で見られることに本当に感謝です。NCTは、いつもパーフェクトな歌やダンスのパフォーマンスを披露してくれますが、それらに加えて、人や場所との交流面でも、お手本にできて、視聴者も楽しめ幸せになれる関係性を繰り広げてくれてありがとうございます、という気持ちです。

NCTのメンバー達が、やりたい事をして、休みも十分にとって、健康で幸せに暮らせますように。

このソウル旅行シリーズのYouTube番組は、NCTとソウルの魅力に溢れた番組なので、皆さま是非ご覧ください。

www.youtube.com

あとソウルの広報力すごい。

このシリーズを通して素人ながらに、ソウル市のPRの仕方が上手いと感じました。韓国のアイドルグループの外国人メンバーを登場させることで、本国人も外国人にも親しみをもってもらえる番組になったと思うからです。また、アイドル番組だと内輪ノリと予定調和で終了してしまうものも少なからずありますが、このシリーズにはそういった雰囲気は出ておりません。番組司会者?が一方的に視聴者に伝える形でもなく、メンバーたちと同じ視線で、ソウルの街の新しい面を一緒に探って行く感じがあり、おもしろかったです。

この番組では、番組コンセプトとどの層に何を届けたいかがきちんと練られていて、そうした方向性と番組の具体的な内容が上手く一致し作用している、という印象を受けました。韓国語で言う、ケミチョッタ〜、的な?

韓国語日本語中国語2つ英語の公式字幕を入れたものをそれぞれ用意しているのも、さすが!と思いました。

いまわたし、明洞のEスポーツ?施設と南山タワーにめっちゃ行きたいし、ユッケビビンバをめっちゃ食べたいですもん。

チーズプルタッポックンミョン 치즈불닭볶음면 の感想。

치즈불닭음면 は私には合わなかった😢

 

三養食品のプルタッポックンミョンシリーズ。今回、チーズプルタッポックンミョンを初めて食べたので、その感想を簡単に残します。

 

 

 所感

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私の好みの味では無かったです…。というのも、チーズの粉の味がスナック菓子のチーズ味に似ており、油感が強く、くどさを感じてしまったからです。ナチュラルチーズ寄りの味を期待してはいけません。逆に、ジャンクな感じを味わいたい時や、がっつりこってりとした味を求めている場合にぴったりな食品ではないでしょうか。

個人的には、基本の一般的なプルタッポックンミョンに、普通のスライスチーズなどを入れて溶かして食べる方法か、カルボナーラ味のプルタッポックンミョンが断然好みです。

というか、カルボナーラ味のプルタッポックンミョン本当におすすめなのでぜひ食べてみてください(突然)クリーミーさと辛さのバランスが良く、食事と辛さによるストレス解消を同時に行うことができます。

 

 

 

辛さ

普通に辛いです。ブログ等で「基本のプルタッポックンミョンよりは辛くないです〜」と書かれている韓国の方をよく見かけましたし、商品の容器にも「辛いの得意じゃない人も大丈夫〜」的なことが記載されていましたが、わたしは普通のプルタッポックンミョンの辛さとあまり変わらないと思いました…。

私の場合、赤いソースがくちびるに付くとピリピリして痛かったので、すすらないで食べました。途中で牛乳も飲みながら食べました。


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栄養表記


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プルタッポックンミョンとYoutuber。

プルタッポックンミョンシリーズは、ユーチューバーによる番組の題材にもよく選ばれています。

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 YouTuberのケミオさん、デイブさん、ヨングッナンジャ(英国男子)さん達は、面白い番組をたくさん製作されているので、ぜひご覧ください。おすすめです。

日経新聞の内容に基づいた文句を書く。

就活をきっかけに、今年の初めぐらいから日経新聞を読むようになった。日経新聞ではさまざまなニュースについて知ることができ、勉強になっているが、読んでいてイライラする記事に出会うこともある。今回は2018年7月25日(水)の朝刊を読んで沸いた文句について述べる。

2018/7/25wed.日経朝刊への文句①

まず、この日の朝刊1面のコラム「春秋」に対する文句を言いたい。この日のトピックは、セブンイレブンが生ビールのテスト販売の計画を中止したことについてであった。この出来事に対して、著者は「このニュース、かなり残念だった」と述べている。この意見を読み、私はイライラとした。コンビニの現場で実際に販売する人たちに寄り添った、労働者視点が欠如していると考えたからだ。

もし生ビールの販売が導入されたなら、コンビニで働く人たちへの負担はますます増えていくだろう。生ビール提供のための機械の洗浄、生ビールの鮮度チェックといったように、生ビールに関する衛生管理まで業務に加わるからだ。生ビールを作る機械は洗浄の方法や組み立てが複雑であることも、理由の一つだ。

ビール機が無い今でも、洗浄業務はたくさんある。揚げ物,中華まん,焼き鳥を作る機械とそれらを入れる什器の洗浄に、コーヒーマシンの洗浄だ。これらの機械も、洗浄時に、分解と組立作業を伴う。やり方を覚えてしまえば、難しい作業では無いが、コンビニでは、接客や検品・品出し・廃棄など様々な業務と並行しながら洗浄をする必要があり、短時間で機械類の洗浄と片付けを終わらせることが厳しい。

また、どこのコンビニの店舗でも慢性的に人手が不足している。同時進行で行わなければならない仕事に追われ、余裕のないコンビニ従業員たちがたくさんいる。

このような状況の中で生ビールが導入されたら、現場のスタッフたちはますます疲れてしまうだろう。そのため、私なんかはむしろ「生ビールが導入されなくて良かった」と考えているぐらいだ。

 

このコラムの著者は、セブンイレブンが生ビール販売を開始した場合に生じる恐れのある居酒屋への悪影響や、飲酒運転についての心配については考慮されていたが、コンビニスタッフについては全く言及されていなかった。ぜひ著者は

books.bunshun.jp

でも読んで、コンビニの現場についての理解を深めてほしい。

文句②(日経に対して、というより首相発言に対しての文句)

二つ目の文句だが、これは日経新聞に対するものではない。朝刊3面の「入管局「庁」に昇格へ」という記事に記載されていた首相発言に関する文句だ。この記事によると、首相は「即戦力となる外国人材を幅広く受け入れていく仕組みを構築することが急務だ」と強調したらしい。この記事を読んで、最近のエラい人は「即戦力」ばかりを求めているな、という印象を深めた。ここ数年、大学には即戦力となる人材の育成・即効性のある役に立つ研究が求められている。こうした流れは、外部からの労働者にも及んでいるようだ。

しかし、もっと「育てる」という面を重要視するべきだと思う。育成のために、誰が見てもわかり同じような結果が生まれるマニュアルなどを作成し、育てる仕組みを充実させるべきではないだろうか。

 

 

そもそも初めての土地でかつ外国に来た人たちに向かって、すぐ即戦力となれ、というのは無理があると思う。仕事を覚える前に、その土地の習慣や暗黙のルールなど、自国とは違う状況への理解というステップも入ってくるからだ。もちろん、新しい環境下では全ての人がこうした状況を迎えることになるが、国が違う分、負荷も大きく掛かってくる。それに、即戦力となれる人というのは、既に自分なりのやり方を持っていることが多い。そうした人に、今までのやり方を変え日本のやり方に合わせてもらうのは、それはそれで、大変じゃないのかと思う。

だから、即戦力のある人を取ってくるより、育成の仕組みを整えながら育てたら伸び代のある人に来てもらうのが良いのではないか、と思うのだ。