眺めのいいブログ

人生は参考文献だらけ

Had a crush on “To All the Boys I’ve Loved Before”

好きだった君へのラブレターが素晴らしすぎて。

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『好きだった君へのラブレター』に夢中になる理由。

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理由1:主人公の好きなこと・ものと苦手なことに親近感が湧く。

ララジーンは、ヤクルトをはじめ乳製品飲料をよく飲み、韓国のフェイスパックを愛用しする。読書や映画鑑賞なんかも好きで、ジョンヒューズ作品も鑑賞する。わたしも乳酸菌飲料でおなかの調子を、ジョンヒューズ作品で心の調子を整える毎日だ。

さて、主人公の苦手なことは車の運転。作中ではララジーンが駐車に苦戦する描写がある。「頭の中ではできるのに実際にやってみるとできない」と彼女は言うが、本当にその通り。運転もそうだし、運転に限らず生活のいろんな面で、シミュレーション通りにいかないことがいっぱい。自分ではできたと思ったのに傍から見たらダメダメな時もある。ちなみに私も駐車は超苦手。というか私、運転が本当に嫌すぎて、就活時に営業職の内定辞退をしたことがある。将来的に運転が必要になりそうな予感がするから、という理由で。

理由2:空想に妄想に。

ララジーンが空想や妄想に耽る姿に、自分を重ねずにはいられない。想像力はハードな現実を楽しく乗り切ることの助けになる。妄想を楽しい。「そんな自分の世界に浸ってばかりでいいの?」と言われようが、私はこれからも想像の翼を広げていくわ。

 理由3:恋愛が卑屈じゃない。

関係性の決定権をお互いに持っているところも良かった。地味目で恋愛経験のない女の子が、学校の人気者で経験豊か()な男の子の影響で恋愛をする、という筋書きは履いて捨てるほど世の中にあふれている。そういうタイプの物語のメインキャラクターは大抵、なんとなく自信が無い弱弱しい女子と、そんな女子を引っ張る俺様タイプの男子だ。男子側がグイグイ物事を進めていくことが多い(壁ドン系のお話とか)。でも『好きだった君へのラブレター』のララジーンとピーターは違う。対等な関係を築こうとする姿勢が伝わってくる。だからなのか、一般的なラブコンと比べると、身体の関係が進んでいくスピードが遅い気がした。そして私は、そのゆったりとしたスピード感に誠実さを感じる。身体に触れる触れられるは重要な問題だし、自分の身体の決定権は自分にしかないもの。

理由4:16歳は子ども。

ララジーンの父は「16歳は子ども」だと言う。私もそう思う。まだ高校生だった頃、「高校生でもう大人なんだから構わないで!」とか思っていたけれど、そんなことは全然ないく、高校生は子どもだ(そういう思考回路が高校生の長所でもあり裏目にでると大変なことになる点でもあるのだろうけど)。大学生の今振り返ってみても、高校生はまだ大人ではないと思う。自分で全ての責任を負うには、しんどすぎる。こういう考えが私のベースにあるので、ララジーンのお父さんが「16歳はまだまだ子ども」とララジーンに言うシーンを見て、安心した。

話が大きくなるけれど、「高校生は大人の保護が必要な存在」という認識を社会全体で共有するべきだと私は考える。

関係者のSNSから伝わる制作現場の様子もGood!

『好きだった君へのラブレター』の原作は、”To All the Boys I’ve Loved Before”という小説だ。その作者である Jenny Han さんがツイッターにアップロードした現場の様子が、ユーモアにも溢れていて、「ありがとうございます!!!!!!!!!」という気持ちで一杯になる。

 

直訳:「私が『好きだった君へのラブレター』の現場に行った時に、出演者にこれらのティーン映画のシーンをするよう、強制しました。なぜなら、わたしはpushy queenだからです。」 (pushy queenを表現する、うまい日本語が分からなかった。)

 

 

一連のツイートが何をオマージュしているのか私には分からなかったのですが、2番目はブレックファストクラブですね!Don’t you forget about me~~~

やはり好きな人や推しには、良い労働環境で良い作品を作っていただきたい。

 

あと、ファンの方のツイートもユーモアが効いていて面白い。

 

 

直訳:バスでララジーンがピーター・カビンスキーと一緒に座らなかった後のピーター・カビンスキー。

どんなシーンを意味しているのかは、鑑賞してご確認を!

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